ＡＢＣは相手をバカにしています

 

ネットワークビジネス　９つの嘘　著者：マイク・カキハラさん

前々回の記事では

９つの嘘　3つ目「セールスじゃないよ」（まだの人はクリックで読めます）

をご紹介&考察させていただきました。

今回は９つの嘘のうちの4つ目を考察していきたいと思います。

 

 

4つ目「ＡＢＣで簡単リクルート」

ネットワークビジネス業界ではいまや当たり前で、当然のごとく使用されている勧誘方法です。

 

いま私は当たり前のように使用されていると言いました。

ほとんどの人がこの方法を使用しています、そ、れ、な、の、に

ネットワークビジネスで挫折する人が後をたたないんです。

つまり簡単にリクルートなんてのは嘘なんですね。

 

ご存知かと思いますが、これはいったいどういう勧誘方法なのか説明していきます。

Ａ＝ベテランのディストリビューター

Ｂ＝新人ディストリビューター

Ｃ＝Ｂさんが連れてくる見込み客

 

Ｂさんは新人なのでいったいどのようにしてＣさんに話をして、

勧誘に持ち込めばいいのか分かりません。

そのためＡさんに代弁してもらうのです。

Ａさんのほうが話も上手ですし、そのほうが成約率があがるのであろうという考え方からです。

 

ちなみにセミナーと呼ばれる一種の勧誘もＡＢＣです。

たくさんのＢさんが、たくさんのＣさんを

スピーカーと呼ばれるＡさんの下へ（会場）連れて行き、ビジネスの話を聞かせます。

*セミナーに連れて行く際には、あらかじめネットワークビジネスの話をする、とＣさんに伝えておく義務があります。

これを怠ると特商法違反になりますので、お気をつけくださいね

 

これらはもちろん効果があったりもしますが、

先の記事で何度も申し上げている通り、いくら上手な演説をしたところで

Ｃさんが興味のないひとだったらそれまでです。

そしてデメリットもたくさんあります。

 

Ｂさんは将来Ａさんにならなければいけませんが、これでは全然成長しないまま

出来損ないのＡさんが誕生します。その負の連鎖がどんどんダメなＡさんを生んでいき

最後にはリクルートは成功することがなくなるでしょう。

 

そしてＣさんはＢさんのことを今後どう思うでしょう？

ＣさんをＡさんに会わせる為にＢさんはこれでもかっていうくらいＡさんのことを

持ち上げたり、褒め称えたり、自慢話をしまくるでしょう。

 

いざ、Ａさんに会ったとき

たしかにＡさんはすごかったかもしれません。

ですが、Ｂさんの信頼度、尊敬度はがた落ちです。

「参加したら私（Ｃさん）がＢさんの位置に行くのかな。。」

「Ｂさんなんだかコバンザメみたいでなさけないな」

「Ｂさんみたいにはなりたくないから、このビジネスやめとこう」

といった具合になるでしょう。

 

事実私は何人からもＡＢＣを受けたことがありますが、

いい印象を受けたことは一度もありません。

なかにはＡさんに会わせた後、帰ってしまうＢさんまでいました^^；

私の気持ちが分からないのでしょうか？

 

 

さて、ここまでひどくＡＢＣを批判してきましたが、

なにもこの方法が使えないといっているわけではありません。（私は使っていませんが）

ようは、ネットワークビジネスに興味のある、やる気のあるＣさんを連れてきさえすれば

いいのです。

そうすれば、今後やる気のあるＢさんが生まれ、

勉強熱心なＢさんはとてもいいＡさんになれるでしょう。

新たなｃさんが参加する可能性もどんどん上がっていくでしょう。

 

ですが、やる気のあるＣさんを見つける方法を知らないままＡＢＣをしていたのでは、

今後もリクルートがうまくいくことは稀です。

たとえリクルートできても、その後グループとして成功する確率は限りなく低いものなのです。

 

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